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「夢へのリスタートとMBA取得」岩崎貴帆 -part2-

今回はMaji Connection CEOの岩崎貴帆さんのインタビューのPart 2です。この記事では岩崎さんのMBA取得から起業までをお聞きしました!

 

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岩崎貴帆 Maji Connection CEO

プロフィール:アメリカ・ニューヨーク生まれ。ハワイ在住。2003年に国際基督教大学へ進学。フジテレビへ就職し、5年ほど働いた後、MBA取得のためにハワイ大学マノア校大学院に入学。現在に至るまで、インターローカルメディアや家族の会社である岩崎産業等での仕事やシリコンバレーインターンを経験。その後、2019年にMaji Connectionを設立し、現在に至る。

 

不本意なハワイ行き。MBA取得。夢へのリスタート。】

 

━ 退社後、ハワイへMBA取得のために行っていらっしゃいますが、MBA取得の理由、ハワイを選んだ理由、そしてMBAを取った後の将来像について教えてください。

 

岩崎さん:MBAを取った理由はアメリカでビジネスするなら英語を勉強しなければいけないのとアメリカ人とどうビジネスしていけば良いのかなと思ったときに、年齢的に学部に行くのは恥ずかしいし、MBAかなと思ったからです。ハワイにした理由は一番GMAT(MBA留学をする方が受験するテスト)が楽だからです。父親に「MBA行くなら1年で行け」と言わて、その1年も実家の仕事を手伝いながら勉強しろという話でした。当時は既にフジテレビで5年ほど働いていたので、ICUで習った英語は覚えていないし、勉強の仕方も忘れていたので、1年では絶対無理だなと思って、一番入れそうだったハワイを選びました。本当はニューヨークとかに行きたいと思っていたので、不本意でした。当時描いていたビジョンはMBA卒業したらすぐにアメリカ本土に行って、ニューヨーク行きたかったので、ニューヨークのどこかの企業で働くというものです。

 

━ MBA取得された身としてMBA取得のメリットやどういった人にMBA取得をおすすめする人を教えてください。

 

岩崎さん:ハワイ大学MBAは良かったです。スタンフォード大学ハーバード大学は1クラス数百人いるのに対し、ハワイ大学は1学年20人くらいしかいなかったために先生とも生徒とも距離が近く、プラクティカルに、勉強勉強ってよりはケーススタディーベースで進んでいきました。基本グループワークなので、アメリカ人のチームワークやアメリカ人のチームでの働き方も勉強になりました。加えて、ハワイ大学MBAと他のビジネススクールの違うところは、実際に一緒に組んで色々なプロジェクトをする企業が中小企業だというところです。なので、会社の社長さんと直接話しながらプロジェクトができたり、自分たちのフィードバックが実際の経営に活かされたりという中小企業ならではの魅力があり、面白かったです。ハワイ大学MBAは特に地方の中小企業の跡取りさんにおすすめです。アメリカの中小企業の経営スタイルを勉強したい方にハワイ大学MBAは向いていると思います。そしてハワイには人種差別がありません。ハワイはアジア人が多く、企業のトップや政治家さんにも日系人が多く、観光業をしているのでお客さんも日本人が多いです。そうすると自分の意見によく耳を傾けてもらえるし、日本人として感謝されることもあるので、そこは良いと思います。

 

━ MBA取得後、シリコンバレーでのインターンをされました。現在の仕事でも日本とシリコンバレーやニューヨークを繋ぐお仕事をされていますが、日本とハワイとシリコンバレーの3つの地域の違いについてお聞きしたいです。

 

岩崎さん:シリコンバレーは楽しかったです。私は1ヶ月しかいなかったですけど、いまだに出張で行くと、楽しいし、新しい出会いが毎回あるし、向いてるなと思います。ただ、如何せんご飯がまずい。移動が面倒くさい。ライスがない。元々すごいズボラな性格で、いかに気を抜くかをいつも考えています。シリコンバレーに住むと、毎回2時間運転して、ご飯も美味しくなくて、物価が高い。ハワイも高いですけど、比べ物にならないくらい高い。値段とクオリティーが合ってないことも多い。これならハワイとシリコンバレーは時差2,3時間で、飛行機で4,5時間で着いて、サンフランシスコにもオークランドにもカリフォルニアのベイエリアあたりにも結構飛んでいるからもう出張ベースでよくない?と思って、シリコンバレーに住むのはやめました。シリコンバレーにいると、この界隈の仕事をしている人たくさんいて、いっぱい出会えます。ただ、いすぎて自分の特別性が感じられない。でも、ハワイはまだスタートアップ支援やテック業というのがほとんどなくて、観光業に携わっている人、それ関連の人たちが多い場所なのでこのスタートアップをやっていますと言うと、注目度が全然違います。だから、この事業を始めて2,3年しか経っていないですけど、既にクライアントさんがハワイ州政府だったり、イベントを開いたらハワイの大企業さんが参加してくれていたりします。そういう意味ではハワイだと目立っていますね。シリコンバレーと比べてハワイは狭いので、レピュテーション(評判)が大事で、1回悪いことをすると、すぐ広まっていまうので、人と人との繋がりはすごく気をつけています。シリコンバレーも日系の繋がりはすごい小さいので、皆知り合いなんですけど、違う意味でハワイは狭いので、気をつける必要があります。日本に関しては住むには便利だと思います。ご飯はおいしいし、値段とクオリティがあっているし、東京の家賃は高いかもしれないけど、基本的には安いです。100円であのクオリティのおにぎりが買えるところはどこ探しても日本しかないと思うので、そういう意味では日本に帰ると、自分のホームタウンで、いろいろ便利で、全てが時間通りで良いなと思います。あとは、アメリカは100欲しいなら150頑張らないといけないのに対して、日本は80払えば100もらえるという感じがします。ただ、女性として差別というよりは同調圧力のプレッシャー、圧力とプレッシャーって同じだな(笑)日本では女性としての同調圧力をすごく感じるので、特に仕事をしている時は、アメリカにいる方が気持ちは楽です。

 

【誰もやらないことをやる楽しさと難しさ。コロナ禍の苦悩と挑む心。】

 

━ Maji Connectionでのお話に移らせていただきます。先ほど業務内容についてのご紹介をいただきましたが、近頃行った具体的なお仕事も含めて、現在感じてる仕事の面白みや1つの企業のトップであることのメリット、楽しさを教えていただきたいです。

 

岩崎さん:誰もしていないことをいているので、すごく楽しいです。その代わり、誰もしてないから「なぜそんなことしているのか」「そんなのうまくいかないよ」といったプッシュバックもあります。ただ、逆境好きで、そのくらい言ってもらわないと燃えないので、それも含めて楽しいです。今はコロナからどうリカバーするかです。アメリカはワクチン接種が進み、普通に戻ってきている一方、日本が全然追いついていないという状況です。元々アメリカと日本であった温度差や考え方のギャップがコロナでもっと開き、テンションの違いもあって、アメリカはワクチンとスティムレスチェック(現金給付)で「はい、行きます!」という時に、日本はまだ「一生懸命走れません...」とやっている状態です。日本とアメリカを繋ぐ仕事をしている手前、アメリカと同じように日本の方と接すると摩擦が生じるので、コミュニケーションをデリケートにしています。具体的には、2019年から毎年開催しているIsland Innovation Demo Dayというハワイのスタートアップを日本人の投資家やコーポレートベンチャーキャピタルに紹介するピッチイベントを、昨年は完全オンラインでパワーダウンした形でしたが、今年はアメリカ側が戻ってきているので、アメリカ在住日本人のベンチャーキャピタリストの方々を中心にハワイに来てもらいつつ、オンラインとオフラインのハイブリッドの形でできないかなと日本側は電通さんとご一緒させていただき、ハワイの企業やハワイ州政府の方とも相談して模索しています。そして、その方たちと、来てもらえるメッセージを作ること、来た時に来てよかったと思わせるようなコンテンツを作ること、その人たちにより大きくより長くハワイに投資したり、ハワイのスタートアップに注目させたりするフレームワークを作ることを一生懸命にやっています。あとは最近、インパクトファンド系のベンチャーキャピタルに参加しています。インターンしかしていないので、VCとしてのキャリアがないのがネックになっていて、もう今年38歳になりますけど、VCに初めて入っています。今参加しているのはマイクロVCで、立ち上げも今資金調達している状態なので、大きいVCに入ってOne of themで働くより、立ち上げや経営、事業開発に関わりながらやっているのでそれがすごく楽しいです。

 

【言語からわかる成功の鍵。相手を思いやる心。】

 

━ Maji Connectionでは、日米様々な中小企業、大企業と関係があると思いますが、中小企業と大企業の違いや日米の違い、そこからわかるアメリカ、ハワイで成功する日本人、企業、また、日本で成功するアメリカ人、企業の特徴等があれば、教えてください。

 

岩崎さん:中小企業と言っても種類があって、大企業にも種類があるので、定義は難しいですけど、中小企業、大企業全てにおいて、私が思う成功する日本人は、英語を話すだけじゃなくて英語でコミュニケーションが取れる人だと思っています。ありがちなのは、質問に対して全然違う答えをしている日本人の方で、文法的に英語は話せていても、話が噛み合っていない人です。国際的な仕事をされる方だったら言語のストラクチャーが文化的に違うというのを意識すべきだと思います。日本語は主語述語がなく、聞いている方にコミュニケーションを成立させる責任があります。コンテクストによって「ランチ食べに行ったんだけど」と言ったとき、多分私、貴帆が行ったのだろうと理解する責任が聞いている方にあるのです。でも、英語では必ず"I"とか"She"と主語述語が入り、話す方にコミュニケーションを成立させる責任があります。英語を話せる方で、ネイティブではなく私のように中学校から英語を習った方は、それをわからずに話すから中身が日本人のままで、英語を話した時にコミュニケーションミスが起きています。そして、伝える方に責任があるという点で、英語の方がビジネスに向いているなと思います。相手がわからなかったからといって、相手が馬鹿とか相手に知識がないわけではなくて、話し手が相手のバックグラウンドを全然わかっていないことに原因があり、そういった差異を踏まえた上で説明をしなければいけない責任があるのです。このことを理解していない話し手が、日本の企業の、特にお年を召された方に多いです。私は日本人なので彼らが言いたいことの察しは付きますが、行間を読む文化がないアメリカ人に同じことを言っても伝わりません。だから、言語に関わらず、相手が欲しいものや相手がわかっているもの、わかっていないものを理解した上でコミュニケーションできる経営者や役員がいっぱいいる会社がシリコンバレーで成功しているスタートアップだし、日本人でもアメリカ人でも成功している人はそういうことができる人だと感じます。

 

【他人を幸せにするためにはまずは自分から。】

 

━ 自分たちの利益と社会的な利益の両方を追い求める過程で、一方を軽視しなければいけない場面があると思います。その時にどういう決断をしているのか、どういう困難があるのかというのを教えていただきたいです。

 

岩崎さん:良い質問だけど難しいですね。そして答えを曖昧にします。ケースバイケースです(笑)実際によくあります。ただ、私はいつも「自分が幸せではないのに他の人を幸せにできるのだろうか」と思います。シリコンバレーでも、スタートアップの面接をしていても、「世界を変えたいです」と言い始める人は信用できないですね。そこにお父さんがこういう病気だったからこういう人たちを救いたいと思ったといったパーソナリティや個人的な思いがあると良いなと思います。自分自身は最近フェミテックに投資していますが、自分が女性として、アラフォーとして、アジア人として、西洋人の女性にはわからない悩みがあります。感じている苦しみだから、同じように苦しむ人と共感し、解決策が生まれると思います。そうなると、助ける対象が自分か社会か、自分に似た人かの境界線が無くなり、こういう決断をすべきだと切迫詰まることは無くなります。それは自分の事業が大きくなくて、個人でできるからで、もし大企業になって、社員3000人抱えるとなれば、違う主張が出てくるかもしれません。ただ、やはり自分が安定しないと世界を助けられないと思います。お給料もそう。スタートアップは投資を5000万円とか1億円しますが、7割が社長の人件費に使われます。投資家の人は「いやいや、お前ファウンダーだからそのビジネスやるなら給料なくてもホームレスでもやれよ」と言います。そういう日本人の投資家の方がすごい多いですが、違います。ホームレスになって生きる力を失ったら大変じゃないですか。お給料は見合った報酬を渡すことによって、やる気やモチベーションを保つためにあるので、正当、または正当以上に渡してあげるというのが投資家のルールかなと思います。

 

【今はゴールデンタイム。勉強してアウトプットを。】

 

━ 日本でもハワイでも生活されていますし、色々な目線があると思います。それを踏まえて学生へのメッセージをいただきたいです。

 

岩崎さん:勉強してください(笑)私、結構勉強してた方だと思っていますけど、学生時代にもっと勉強しておけばよかったなと思っています。私はMBAを社会人なってから、お金のありがたみをわかった上で勉強したので、真面目にやりました。でも、学生時代は学費を払ってもらい、サークルに明け暮れたりしますよね。それでも何か得られるかもしれないですけど、学生時代は勉強だけやってれば良いゴールデンタイムで、うらやましいです。今は本はKindleで買えるし、YouTubeでも様々な勉強ができます。私は個人的には中田敦彦YouTube大学が大好きです。プログラミングも今はオンラインで習えますよね。興味のあるものやお金になりそうと思ったもの、何でも良いと思います。大学にはリソースもあります。図書館や大学にいないと見られない資料などを最大限に使って、色々なものを吸収して、色々な人の意見を吸収して、それを大学卒業後に、できるのなら卒業前でも、アウトプットしてもらいたいなと思います。

 

【将来はリタイア?将来像を持つことが全てでは無い。】

 

━ 現在描いているご自身の将来像について教えてください。元々はニューヨークに行きたい等あったと思いますが、いかがでしょうか?

 

岩崎さん:投資しているスタートアップが1個くらいイグジット(ベンチャービジネスや企業再生などにおいて、創業者やファンドが株式を売却し、利益を手にすること)してくれないかなと思っています(笑)自分でスタートアップをしたことがないので、近い間に3つアイディアがあるうちの1つくらい、良い共同創設者を見つけられたらスタートアップしたいとも思っています。正直、ロングタームでのビジョンがないのが悪いところですが、将来は、フェミテック系と女性系とエドテック、エデュケーションですね。そういうことに関わりたいなと思います。教育が好きだし、関心もあるので、それ系でイグジットして、リタイアして、日々の生活のお金に心配しなくてよくなって、色々なスタートアップに投資したいなと思っています(笑)ごめんなさい(笑)40歳手前になって特に考えていないなんて恥ずかしい(笑)

 

【楽しむ気持ち。逆境も乗り越えれば笑い話。】

 

━ 最後の質問です。我々の団体では起業家精神、起業家だけが持つべきものではなくて全ての人が能動的に働く上で教養として身につけるべき精神であると考えています。その上で岩崎さんにとっての起業家精神、従業員に持っていってほしい精神みたいなものがあれば、お聞きしたいです。

 

岩崎さん:楽しむ気持ちです。逆境も乗り越えれば笑い話になります。どんなにつまらなくても、苦しいなと思っても死なないなら楽しんで欲しいです。英語で言うとexcitingって言うんですかね。そういう気持ちを常に持っていれば、人生楽しくなると思います。

 

━ ありがとうございます。これで本日のインタビューを終了させていただきたいと思います。本日はインタビューを受けいただき、本当にありがとうございました。岩崎貴帆さんでした。

「起業家になるよりまずは逆境を楽しむこと!」岩崎貴帆 -Part1-

今回のインタビューでは、Maji Connection CEOの岩崎貴帆さんにお話をお伺いしました。岩崎さんは国際基督教大学を卒業し、フジテレビやシリコンバレーでのインターンMBA取得。Maji Connectionを設立したのち、現在は日米のビジネスを繋ぐビジネスディベロップメントを行っています。今回も主にゲストの生い立ち、起業という選択肢まで、そして起業してからの経験をご自身の価値観と併せながら迫っていきました!

 

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岩崎貴帆 Maji Connection CEO

プロフィール:アメリカ・ニューヨーク生まれ。ハワイ在住。2003年に国際基督教大学へ進学。フジテレビへ就職し、5年ほど働いた後、MBA取得のためにハワイ大学マノア校大学院に入学。現在に至るまで、インターローカルメディアや家族の会社である岩崎産業等での仕事やシリコンバレーインターンを経験。その後、2019年にMaji Connectionを設立し、現在に至る。

 

【日米のスタートアップを繋ぐ架け橋。】

 

━ まず初めに現在のMaji Connectionの業務内容について教えてください。

 

岩崎さん:Maji Connectionでは、主にスタートアップ支援、適切な言葉では、アクセラレーター(シード段階を過ぎたスタートアップ企業を支援する組織のこと)、日米のスタートアップへ投資家やジョイントベンチャー(複数の企業が互いに出資し、新しい会社を立ち上げて事業を行うこと)、コラボレーションの可能性を探し、メンターをしています。個人投資家としても数社のスタートアップに投資しているところです。ハワイの中小企業が日本に商品を入れ出したい時、サービスを生み出したい時のコンサルティングもしています。具体的にはネットワークイベントやピッチイベントの開催です。

 

アメリカ人になりたいという夢。逆境を楽しむ心。】

 

━ お仕事の話も後ほど、伺います。ここからは生い立ちから伺って、現在の岩崎さんを形作っているものを探ります。お父様のお仕事の関係でニューヨークに生まれましたが、生後6ヶ月で鹿児島へ移住。その後は高校卒業まで鹿児島に。幼少期を振り返り、どのようなお子さんでしたか。また、当時の夢は何でしょうか。

 

岩崎さん:アメリカは半年しかいなかったので覚えていないです。アメリカに生まれたのに外国人経験をしていない悔しさから、3,4歳の時から夢は「アメリカ人になりたい」でした。私自身、とにかく変わっていて大人目線で見たら嫌な子供だったなと思います。外遊びが嫌いで、グループ行動ができない。個人行動大好き。幼稚園でみんなが「何とかちゃんと何とかちゃん一緒に集まって〜」という感じで集まったときに「何で集まらなきゃいけないんですか」みたいな(笑)「私は幼稚園にこれをしに来てるわけではありません」「本が読みたいので本を読みます」みたいな(笑)、小学校のときも感じの悪い子供で「何でこれをやらなきゃいけないんですか」「なんでこの科目をそんなにやらなきゃいけないんですか」というみんなの質問に対する「みんながやってるから」という先生の答えに納得がいかなくて、先生と喧嘩していました。あとは、いじめられていました。ただ、それを挑戦と受け止めて、相手とどうやって仲良くなれるかを、ゲーム感覚と言ったらおかしいですけど、考えて、仲良くなって、「ほれ見たことか」と思っていました。先生とのディスカッション、先生の論破、いじめを挑戦だと思うといった逆境楽しむところは大人になっても活きているスキルです。

 

━ 幼少期からご家族がホテルを経営されていますが、それに関して幼い頃受けた影響等ありますか。

 

岩崎さん:家族経営で、母方が経営一家でした。周りが全員経営者だったので、アントレプレナーシップとまではいかないにせよ、ビジネスオーナーになる大変さは、肌で感じていました。結婚して専業主婦になるというよりは、父親の背中を見て、自分も将来はこのくらいワーカホリックというか、仕事に没頭するだろうなというイメージもありました。

 

━ 当時から周りが起業家というか経営者だから、自分の起業家になろうとかそういう考えはありましたか。

 

岩崎さん:起業家になりたいと思ったことは一度もなくて、どちらかというと、戦略やマーケティングなど全部そうですけど、こうしたら良いのにみたいなアイディアがあって、それを実行するには、役員クラス、ないしは、起業家・事業家なので、たまたまそっち方面に来ただけで、起業家になりたい、会社を立ち上げたいと思ったことは1回もないです。

 

【大学で手放した違和感。手に入れた開放感。そして、後悔。】

 

━ 先ほど少し出ましたが、国際基督教大学に進学されました。なぜICUだったんでしょうか。また印象に残っているエピソードや行っていた活動があれば、教えてください。

 

岩崎さん:元々アメリカの大学に行きたくて、ただ単に日本に残って欲しかっただけだと思いますけど、父親に「それは受験の逃げだ」と言われて、「え。」みたいな(笑)それで一番アメリカっぽい大学と思って見つけたのがICUでした。今でこそ知名度がありますが、国立大学が偉くて、私立で行って良いのは慶応と早稲田みたいな田舎の典型的な進学校で、第1志望にICUと書いて、第2志望に慶応と書いて、進学希望書を出したら、先生に「お前なんだ、集中治療室行くのか」と真面目に聞かれたという(笑)当時のICUは、そのくらい知名度が無くて(笑)ICUは合っていました。変わっている人多いので、自分に違和感を感じなくて良かったです。初めて心が解放された瞬間でした。今ですら東京から5,6年は遅れていると思う鹿児島から上京した時、東京の都会感やICUの開放感を感じました。慶応や他の私立に行っていても楽しかったとは思いますけど、ICUは良かったですね。

 

━ 大学時代描いてた将来像みたいなものはどのようなものでしたか。

 

岩崎さん:アメリカに行って働くだけのために生きていました。とにかくアメリカに行きたかった(笑)なりたいものややりたいものはなかったですけど、アメリカに行くためだけに動いていたので、もう少し戦略的に科目を取っておけば良かったと思います。すごく後悔しているのがキリスト教概論(ICUの必修科目。通称キリ概)を真面目に受けなかったことです。生粋の日本人なので、何でキリスト教の勉強なんかしなければいけないのだと思っていました。だけど、アメリカの国の宗教はキリスト教で、アメリカ人には根本的にその考え方があります。無宗教の人にすらクリスチャン的な意識があります。私がこの前結婚した旦那も敬虔なクリスチャンです。そしてキリスト教は歴史がありますよね。ビジネスには歴史が根深く関わっていて、ファイナンス業界にユダヤ人が多い理由もキリスト教と歴史の話です。そして、ランゲ(教養学部語学科:2008年度よりアーツ・サイエンス学科に統合)でしたが、ICUの良いところは学科を問わず色々な授業を受けられるところなので、MBAで真面目にやったファイナンスやアカウンティングだけではなくて、理系の基礎知識がICU時代にあったら全然違ったかなと思います。ICUなので他の大学生より勉強をしていたし、そこで培われた4年間で英語も普通の人よりは話せるようになりました。ただ、もっと勉強しておけば良かったなと後悔しています。

 

【就職。多忙な日々と達成感。忘れ去られた夢。】

 

━ 卒業後、フジテレビに就職された理由は何ですか。また、就職活動の目標、アメリカに行く目標に対するフジテレビの位置づけを教えていただきたいです。

 

岩崎さん:恥ずかしいくらい流されて生きていたので、理由は無いになります。ただ、高校生の時に、最速でアメリカに行く方法を考えて、アメリカ人と結婚した方が良いとなり、それならハリウッド男優が良いと思いました。どうやったら日本で会えるか。字幕制作かなと思い、アメリカのドラマやハリウッド映画を見まくりました。見るうちに個人的に好きになって、エンタメの力の凄さに気付きました。例えば、プロパガンダ的な部分で、第二次世界大戦のハリウッド映画は全部アメリカ目線で話されるからハリウッド映画を見ている人は、裏に違うストーリーがあっても、アメリカが正しいと思い込みます。それが怖いし、すごいと思って、エンタメ業界に興味を持ちました。今ならNetflixに就職願が出せますが、当時はそんなものないので、一番近いのが東映やドラマの字幕を作ったり、解説しているところでした。でも、何か違うと思って、エンタメ制作とビジネスの間、ジャーナリズムも混ざった形で面白いことできないかなと思っていました。ICUという良い大学に入ったので、良い企業に入りたいなとなった時、テレビ局が人気もあって、お給料も良くて、キー局の中でフジテレビが一番力を持っていて、テレビ放送以外にも色々な事業に手を広げていたので、フジテレビにしようという感じでした。他も受けましたけど、運良くご縁がありました。今と時期が違うかもしれないですけど、就活し始めてすぐにフジテレビから内定が来て、もう決まったから良いやみたいな感じでした。フジテレビに入りたかったので、OB訪問はめちゃくちゃしましたけど、就活で何百社も受けるみたいなのはなかったですね。

 

━ フジテレビにはどのくらいの長さいるつもりだったのでしょうか。結婚しても専業主婦にはならないとなると、アメリカに移住して働くという形を描いていたのでしょうか?

 

岩崎さん:アメリカに行きたいと思っていたのに何故フジテレビ入ったのかもよくわからずに入社し、営業に配属されました。本当に激務で、飲み会もすごく多くて、しんどいとか嫌だというよりも毎日の仕事をこなすのに必死で、最初の3年、将来のことは考えられなかったです。3年目くらいのとき、仕事に余裕が出てきて、後輩もできて、楽しくなって来ました。影響力も出て来て、広告代理店さんの偉い方、スポンサーさんの偉い方、多くはなかったですが、芸能人の方と仕事することもあり、企画も楽しく、アメリカに行くことを忘れていました。ただ、30歳手前、27歳か28歳くらいのときに、フジテレビで一生働くことに疑問に抱きました。まだ女性が少なく、ここで偉くなるイメージがつかなかったというのも1つの要因です。女性の方で1人、昇進されて、部の部長等をされていた方がいましたが、実力がある方なのに、そのポジションなのかみたいな感じで、女性としての見えない天井が見えて、将来像が描きにくくなりました。もう1つの要因は、今でも覚えていますけど、午前1時くらいに残業してて、隣の先輩に「私、将来生まれ変わったらスーパーモデルになってニューヨークとかアメリカとかヨーロッパとか旅しまくるんです」とぼそっと言ったら、「お前なんか来世なんてどうせなれてもセントラルパークの蟻だよ」と言われました。私の来世はセントラルパークの蟻なのか。蟻ならニューヨーク行っても何もできないなと思って、今世中にやりたいことをやっておかないといけないなと思って、3日後に辞めました(笑)

 

ーpart2 に続くー

 

Entrepreneurs in University: ENTREP's four principles

Entrepreneurs in University: ENTREP's four principles

Writer: Josiah  Sugiura

 

【The meaning of entrepreneurship】

 

As societies around the world continue to progress with rapid innovations in technology, communication, and data sharing, the career pathways for people of all ages has increased significantly. The widespread access to the internet has created a platform for new ideas, businesses, and opportunities that have never existed before. However, with the countless opportunities available to people today and the popularization of entrepreneurship, the traditional pathway of attending university after high school and then transitioning into the workforce has many students questioning the value of continuing their education. One of the prevalent misconceptions people have about entrepreneurship is that to be a successful entrepreneur, one must defer from the traditional path and start their own business. But we at ENTREP believe that developing an entrepreneurial mindset is not limited to starting a business; but to all aspects of one’s life including pursuing higher education in a university.

 

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Entreprenuership, especially the mindset is not the pursuit of materialism. As a life stlye, it is to self-actualize, with components such as leadership, collaboration, and dedication. 

【Why entrepreneurship is vital in universities】

 

Based on our 4 principles, ICU or any university is an ideal environment to cultivate and express the mindset of an entrepreneur. Having an entrepreneurial mindset in university is not a requirement to do well, but the opportunities that arise when students adopt said mindset can propel them toward greater levels of growth in all areas. 

 

【ENTREP’s four principles】

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"I think, therefore I do"


Education, especially beyond primary levels, encourages students to take initiative to go above and beyond what is required to pass and pursue greater levels of learning. The entrepreneurial mindset emphasizes the individual's responsibility to learn, not just to pass a class or receive a degree, but as a means to accomplish the aspirations and goals that they are passionate about. They do not take for granted the resources and opportunities that are before them; they see each assignment, class, project and interaction as a chance to become better students, friends, and members of their communities. Because entrepreneurs want to make their dreams into reality, they do the work that is necessary, putting their best foot forward in everything that they do.

 

"Fail fast, Fail Forward"

 

Entrepreneurs take on greater levels of risk as they introduce new services, challenge competitors, solve problems, meet needs and provide value. The fear of failure does not stop them taking the risks necessary to move forwards and when failure does occur, they do not allow the past to deter them from trying again in the future. In the same way, students can cultivate that same attitude by trying new things, taking different classes, participating in or starting clubs, and making new connections. Robert F. Kennedy once said, “Only those who dare to fail greatly can ever achieve greatly.” Entrepreneurs see failure not as a step back or mistake, but a stepping stone to success. If students were to take that idea and apply it to their time in university, the failure that they experience would prepare them for success in what they decide to pursue in the future.  

 

“Be a Comple-mentor”

Entrepreneurs understand that building successful businesses and accomplishing great things require collaboration and teamwork. In business, the strengths of individuals are strategically placed to maximize the effectiveness of each person’s efforts. As students, focusing on our own studies is important, but as we develop an entrepreneurial mindset, we recognize the value and importance of encouraging those around us. The success of others and the communities we are a part of, make us better leaders and team members, allowing us to put our best foot forward in everything that we do.

 

“Reveal you True Art”

Oftentimes, great businesses come out of creative ideas and different ways of looking at/interacting with our world. Entrepreneurs are able to take their unique perspective and passion for different things and turn them into value for society.  During our time in university, we have the opportunity to explore different subjects, discover what excites us, and find others that we can relate to and work alongside. Whether it’s social issues, environmental concerns, entertainment, new technologies, or making people’s lives more enjoyable, when we share our unique ideas and pursue our passions, not only do we make our lives better, but society as a whole benefits from the collaboration of different individuals and their ideas.

 

By applying these 4 principles: “I think, therefore I do”, “Fail Fast, Fail Forward”, “Be a Comple-mentor”, and “Reveal your True Art”, our time in university and our impact as students can benefit greatly in all aspects. Last but not least, we believe that entrepreneurship can change the world. 

イベント報告: Building From Scratch

[イベント報告: Building From Scratch]

Writer: Nicolas Correa (ENTREP writer) 

 

Note to readers: 以下の記事で利用した片木さんの引用文は、英語を日本語に意訳したものです。

 

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2021年4月7日に学生団体ENTREPとKenja株式会社の第二回目のオンラインイベントBuilding From ScratchがAirmeets上で開催されました!今回のイベントは、Kenja株式会社のCEOを努めている片木利彦(Ted Katagi)さんに、ビジネス世界での経験と起業することにあたって重要な行動について語っていただきました。国際基督教大学 (ICU)の学生とICU外の学生を含めて35人以上の方が参加しました。

 

このイベントでは、総じて片木さんの講演、質疑応答の時間、ネットワーキングセッションが行われました。講演では、片木さんが持つ人生設計であり、起業家精神に対するバリュー(5P: Passion, Purpose, Partners, Plan, Persistance)と起業する時に考えるべきことについて話してもらいました。ネットワーキングセッションでは、Airmeetsの特徴を活かし、学生さんがインターネット上の複数のバーチャルテーブルを自由に回ることで、参加者同士の会話、新しい出会い、そしてゲストスピーカーとの会話が充実する環境ができました。

 

起業家とCEOである片木さんは、IBMでEnterprise Salesの役割としてキャリアを始めました。その後、AirTouchのDirector of Strategy、ボーダフォン日本法人のチーフ・マーケティング・オフィサー、ボーダフォン日本法人のコマーシャル・ストラテジーのグローバル・ヘッド、Picsel SoftwareのCOOなど、さまざまな役職を歴任してこられ、経営者として20年以上の経験を重ねてきました。

 

しかし、2011年に、48歳の片木さんは起業しました。子供の頃から起業する夢を持っていて、片木さんはその夢を「North Star」と名付けています。そのNorth Starを達成するために、5Pというバリューがあるのです。このバリューはPassion(情熱)、Purpose(目標)、Partners(仲間)、Plan(人生の計画)、Perisistence(永続性)というものを含みます。

 

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片木さんの講演ではPassion(情熱)が重要な概念の一つでした。片木さんは、日本人が仕事場でPassionを活かせていないという声が多いことに対して、非常に残念だと感じており、日本じに見られる生真面目さや完璧主義的な傾向を最大限発揮するためにも「仕事にそれほど時間を使うなら、それを楽しむべきではないか?」と参加者に問いかけていました。

 

PassionはPurpose (目標)という長期的な目標に関連します。「Purposeと5全体に対してなにより大切なことは、人は生きる意義を持つべきということです。誰もが世界に貢献できる特別なものを持っています。それを見つけて、そして表現する方法を探してください。」と片木さんは述べていました。人は自分のPassionを知ることよりPurpose を知ることの方が困難である。そのため、まずPassionを理解し、そのPassionをもとにPurposeについて考えることを勧めていました。すなわち、自分が持っている色々な情熱や興味を認識した上で、それらのがどうキャリアや長期的な目標に繋がるかを考えるアプローチを提案していました。

North Starである夢を成し遂げるためにはPartners(仲間)も必要だと片木さんは述べていました。「あなたが会いたい5人のメンターは誰か?…そして、そのメンターたちのためにあなたは何ができるか?」片木さんによると、メンターを探すときは、自分だけではなく、メンターに対してできる価値提供も考えることが理想的な関係であるそうです。

 

4つ目のバリューはPlan(人生の計画)です。Planに関して片木さんは、Plan が最初から完璧なものではなくて良いということを重視していました。「ほとんどの人は一週間の旅を計画します。けれど、人生すべては計画しません。これは本来は逆なのではないでしょうか?旅が長いほど計画がより必要になるのではないのですか?問題は、これが難しすぎると感じてしまうことです…Planは最初から正しく作れるものではありません。ただ、曖昧な気持ちを持ちながらも、とりあえずPlan を作りましょう。」

 

Peristence (永続性)については、片木さんは、定期的に目標を頭の中でイメージ化することがとても重要だと述べていました。「そして本当にPurpose を達成したいのであれば、毎日10分間だけでもPurposeについて考えるという約束をしてください。この方が3年に一回、一週間かけて考えるより良いです…毎日常にPurposeについて考えていると…かなりフォーカスできます。」と片木さんはいいました。

 

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講演の最後は起業する上での具体的なHow Toとして、最初の数ステップについても話がありました。実際に、どのような観点や基準をもとにビジネスを考えればいいのか、内容も自分が好きなものや情熱を持って継続してできるものであるべきだと話されていました。

 

これらの5Pを理解、実現することが、起業するというチャレンジに向き合うための基礎の一部になります。私達ENTREPは、皆さんが5Pを理解するところでとどまらず、行動することを願っています。行動することで初めて5Pの意義を実感することができるとも言えるでしょう。ぜひ、「完璧」を最初から求めず、North Starに向かって、一歩踏み出してみてください。


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イベント報告: Your Map and Compass

[イベント報告: Your Map and Compass]

Writer: Nicolas Correa (ENTREP writer) 

 

学生団体ENTREPと株式会社KENJAのオンラインイベントYour Map and Compassが2021年3月11日にAirmeets上で開催されました!

 

Kenja株式会社は2011年に設立されたソフトウェア会社であり、ビジネス支援に特化したコンテンツマネジメントシステムを提供しています。日本では異彩を放つ新興企業であり、海外でも存在感を増しています。最近では、ブロックチェーンを活用することで、さらなる成長を遂げています。

 

このイベントは、ゲストスピーカーさんのプレゼンテーション、Q&Aセッション、ネットワーキングの時間に分けられ、起業家精神について話を聞くだけでなく、参加者同士のコミュニケーションやKenjaの方との話し合いができる場となりました。

 

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今回は、Kenja株式会社でBusiness Development Managerを努めている深沢朋樹さんがゲストスピーカーとして、彼の人生の背景、メンターシップ、起業家精神、そして有意義な人生を生きるために必要なバリューについて話していただきました。

 

深沢さんは1年前にKenjaでの活動を開始し、人とのつながりやビジネス上のつながりを大切にしたいという自分の情熱を、Kenjaでさらに発展させています。また、Kenjaに加えて、Japan Market Expansion Competitionに参加することで、ビジネススキルを高めています。

 

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深沢さんに説明していただいたバリューは5Pといい、Passion(情熱)、Purpose(目標)、Partners(仲間)、Plan(計画)、Perisistence(永続性)というものを含みます。今回はこの5Pの意義を参加者に共有してもらいましたが、Kenja自体も5Pを会社内のメンバーに5Pを理解してもらうことにより、企業としての使命、メンバー個々人の目標を尊重すること、をなしとげることができるという価値観を持って動いています。

 

5Pは、個々人が自分の夢、目標を達成するにあたって、興味や情熱を持ってできることに対しての自己分析、自分がもつ目標の認識、目標達成に繋がる仲間づくり、目標への計画、そして永続性をもって常に努力すること、を指しています。

 

この5Pの一つのPartnersに関して、深沢さんは積極的にチャンスをつかむことが重要だと述べていました。なぜなら、私達のコミュニティーには私達を支援してくれるメンターがたくさんいるにもかかわらず、多くの人はメンターに伺おうとも、メンターとなって欲しいと直談判をしないために、チャンスを掴めないで終わってしまうのです。目標を達成するために、仲間づくりに成功するためにはまずは「聞くこと」が非常に大事になるとのことです。「私が会いたいメンターはどういう業界で働いていて、その方にどう会えるのだろう?」という質問を考えることもメンターに出会うための一歩だそうです。

 

深沢さんのプレゼンテーションの後に質疑応答の時間が設けられました。さらに、質問のあとに行われたネットワーキングセッションでは、参加者は学生同士の会話に加えて、深沢さんやKenjaの社員達との話をする環境を活かして話し合いを深めていました。

 

イベントを振り返り、参加者からはポジティブな意見がたくさんありました。ある参加者からは、「非常に啓発的な話で、具体的な長期計画を立てたくなりました」という声があり、別の参加者は、すでに5Pを計画し始めていると述べていました。さらに、今回使用したAirmeetという会議用アプリケーションは、非常に使いやすく、他の人との交流に最適だと評価されました。

 

ぜひあなたの目標達成に向けて最初の一歩を踏み出してみてください!



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